ゆめのこ保育園 令和6年度 事業計画

はじめに

子どもたちはひとりひとり大きな発育と成長の可能性を持っています。特に乳幼児期は将来の人間形成の原点となる大切な時期です。ピノキオ幼児舎ゆめのこ保育園は、パパやママの協力者として、このかけがえのない時期に最良の保育サービスを提供することを目指します。私たちの保育理念、それは世間的な意味で「良い子」「できる子」にすることではありません。ひとりひとりの子どもに対し愛情をもって見つめ、適切なケアをすることにより、意欲と思いやりを持ち、好奇心に溢れる元気な子どもたちを数多く育てること、それが私たちの願いなのです。ピノキオ幼児舎ゆめのこ保育園では子どもたちがのびのびと成長し、ご両親が安心して預けることのできる良質な保育所としての運営を心掛けます。

 

1、事業理念

1、働くパパ、ママの支援を通して地域社会に貢献する。

2、ひとりひとりの子どもに愛情をもって見つめ、健やかな成長・発達を促す。

3、お子さまの好奇心を伸ばし、「学び」を育む幼児教育を行う。

4、育児、教育に悩みや迷いのあるパパ、ママと共に考えアドバイスしていく。

 

2、保育課程

     保育理念(5つのお約束)

1.テーマは『のびやか保育』です。

2.保育はクリエイティブだと考えています。

3.お子さまひとりひとりを見つめ、大切にします。

4.パパ、ママと共に進みます。

5.「学び」を育てます  

 

     保育方針

ゆめのこ保育園は保育方針である5つの理念の下に子どもたちを大切に育てていきます。

1.    自立できる子ども

2.    思いやりのある子ども

3.    健康な子ども

4.    学び

5.    ともに歩む

 

     保育計画

 0歳児・・・常に衛生的で安全な環境を心がけます。

       それぞれのご家庭と十分に相談した上でひとりひとりの「こどものリズム

       ムを大切にしながら、食事・睡眠・排泄などの生理的欲求を満たしていく

       抱き上げたり・語りかけたり・一緒に遊んだりする中で、感情の発達・身体的発達を導き出していきます。

 1歳児・・・「やってみたい」という一人一人の子どもの気持ちを大切にし、“できた”ことを共に喜びながら食事・排泄・着脱など基本的な生活習慣が身に付くようにケアと環境作りを心掛け、お友達と遊ぶ楽しさを感じられるよう心掛けます。

 2歳児・・・色々な体験や活動を通して、自分の思いや欲求を言葉で表現していけるようにします。お友達や保育士との関わり・遊びの中から、より多くのコミュニケーション能力を導き出します。歌やリトミックなど表現活動を楽しめるようにします。

 3歳児・・・身の回りのことを自分でできることに喜びを感じさせ、自信を養います。

       探検や発見の機会を数多く創り出し、子どもたちが心身を使ってお友達と一緒に遊ぶ中で、認識する力・豊富な感情を引き出していける様にします。

       自分なりのイメージをもって描くこと・作ることなど、造形活動を楽しみます。

 4歳児・・・行動に目的を示し、お友達の思いに気づくこと、少しずつ自分の気持ちを抑えること、ルールを守ろうとする気持ちなど自発的な社会性を育みます。

       知的好奇心が旺盛になる子どもたちの特徴を見据え、知識を身につける喜び、できなかったことができるようになる喜びを体感させていきます。

       バランス感覚が発達してきた中で全身を十分に使った遊び・体操などの運動を楽しみます。

 5歳児・・・子どもの中で育っていく“学びへの興味”を大切にし、適切な刺激や環境を提供します。

       お当番活動などを通してお友達と助け合う優しい気持ちや判断力・責任感を育みます。

       また、同年代の子ども達や年下のお友達との関わりの中から、適切な狭量性・社会性・思いやり・相手を認め合う・励まし合うなどの「豊かな心」が育つようにします。                                 

 

   その他

  ア 夏(季節)の遊び 

毎日公園に行く事を目標に、季節の変化に触れる機会を設けます。

夏には江戸川区内の水遊びのできる公園で7月下旬から8月いっぱいまで水遊びを実施し、水に親しみ抵抗なく遊ぶことが出来ることを目指します。まだ水遊びが出来ない乳児(0.1歳児)クラスは水に触れる機会を多く用意し、水に親しみます。

  イ リトミック教室

専門講師を招き、隔週水曜日に3歳児・4歳児・5歳児を対象にリトミック教室を実施し、日々の積み重ねの中で楽器への興味やリズム遊びの楽しさを味わいます。

ウ 英語教室

 専門講師を招き、毎週金曜日に3歳児・4歳児・5歳児を対象に英語教室を実施し、英語を日本語に置き換えずに英語のまま理解する事、英語に親しむことを目標とし、英語の絵本・うた・ゲーム等様々な活動を通して英語への興味を育みます。

  エ 体操教室

 幼児体育検定の資格を取得した保育士により、隔週木曜日に3歳児・4歳児、毎週月曜日に5歳児を対象に体操教室を行う。日々の健康な体作りを目標に体を動かすことの楽しさ、様々なことに挑戦し達成感を味わうことで自己肯定感を育てていきます。

  オ 葛西臨海公園探索

 年長児は2か月に一度(5,7,9,11,1,3月)のペースで葛西臨海公園での探索活動などを通して、自然への関心を深める活動を行います。

子どもたちが自らする選択を尊重し、自然と触れ合う中で豊かな心を育みます。

 

 

3 施設運営・行事

    児童の処遇

ア クラス編成

認定区分

年齢区分

定 員

クラス名

2号

5歳児

 11 名

そら組

4歳児

 11 名

ゆき組

3歳児

 11 名

にじ組

3号

2歳児

 10 名

つき組

1歳児

 10 名

おひさま組

0歳児

 7 名

ほし組

 

イ 保育時間

開所保育時間   7151815

延長保育時間   18152015

 

ウ 健康管理

   子ども一人ひとりの発育発達の個人差(個性)を考慮しながら、健康な生活習慣を身に付け、豊かな成長が遂げられるよう積極的に次の点に取り組みます。

[1]日常養護・健康管理

[2]病気の予防と早期発見

[3]安全と事故防止

[4]健康増進と保健指導

[5]環境衛生

[6]健康診断  年2回(5月・11月)

[7]歯科検診  年1回(6月)

 

 

  年間保健行事

 

保健行事

対象年齢

内科健診

0歳児組(1)、1・2・3・4・5歳児(年2回)

歯科健診

全園児(年1回)

 

    年間行事計画

 

行事

4月

入園式・進級式・親睦会

5月

親子レクリエーション・全体健診・葛西臨海公園探索

6月

虫歯予防デー・時の記念日・歯科検診・保護者会・給食試食会・個人面談・保育参観

7月

引き取り訓練・七夕集会・夏祭り会・葛西臨海公園探索

8月

運営委員会

9月

運動会・お月見会・葛西臨海公園探索

10月

社会科見学・お泊まり会・ハロウィンパレード

11月

遠足(34歳児)・個人面談、健康診断・葛西臨海公園探索

12月

クリスマス会・保護者会

1月

1.2歳児親子行事・葛西臨海公園探索

2月

節分の会・バレンタイン・ゆめのこフェスタ・運営委員会

3月

ひな祭り会・卒園式・葛西臨海公園探索

 

     防災計画

 

災害想定内容

避難訓練

4月

関東で震度4クラス

通報・消火・避難訓練

5月

ヤマイチ調理場より出火

ビル内総合訓練

6月

千葉で震度5クラス

通報・消火・避難訓練

7月

サイゼリアで出火・台風が接近

通報・消火・避難・風害・引き取り訓練

8月

2階バーミヤンより出火

通報・消火・避難訓練

9月

中部地方で震度5クラス

通報・消火・避難訓練

10月

ヤマイチ調理場より出火

通報・消火・避難訓練

11月

首都圏直下型地震・利根川が氾濫

総合・水害・引き取り訓練

12月

はなの舞より出火

通報・消火・避難・風害訓練

1月

栃木で震度6クラス

通報・消火・避難訓練

2月

ヤマイチ調理場より出火

通報・消火・避難訓練

3月

千葉で震度6クラス

通報・消火・避難訓練

 

     防犯・交通計画

 

訓練内容

4

防犯訓練(園内研修)

11

不審者訓練(園内研修)

3

交通安全指導(園児向け)

 

4 食事

    目標

「食事を楽しみ食材や作っている人の気持ちを感じられる子ども。」

・配慮事項・各クラス食育計画に基づき、食に対する興味関心を深める。

・旬の素材を使った献立作りを心がける。

・楽しい環境の中で食事をとり、食事マナーも伝えていく。

・保護者との連携を密にし、個人の食事状況に合わせ進める。

    栄養管理

ピノーコーポレーション本部の栄養士が、毎日の献立の栄養計算・献立作成を行い、それに基づいた献立表にならって調理します。

    食育

毎月-予定献立表、食育だよりの配布(幼児食・アレルギー幼児食・離乳食)をします。

   

食材-近隣の畑を借りて野菜を育てることで季節の食材の成り立ちや食べる事への意欲、作っている人への感謝の気持ちを持てるように促します。

展示食-玄関に、その日の給食・おやつの見本を展示します。

    3色ボードによる食の栄養素への関心を深めていきます。

    衛生管理

・衛生チェック表を作成し、毎日衛生項目にそって確認。

・調理・調乳・食事を担当する職員の細菌検査(毎月1回) 調理室・調乳室の消毒・掃除、ワゴン清掃(毎日)、 冷蔵庫消毒、食器洗浄後熱風庫・殺菌庫にて食器等の滅菌。

・調理済み食材を冷凍庫で保管(2週間)

 

    栄養給与目標(給食・おやつでとりたい栄養量の目安)

 

エネルギーKcal

蛋白質

g

脂質

g

カルシウム

mg

鉄分

mg

ビタミンAμg

1

mg

B2mg

mg

食物繊維

食塩相当量

3歳 未満児

470

18.8

15.2

175

2.2

185

0.25

0.27

20

3.5

2.0

3歳 以上児

567

22.7

18.3

207

2.5

203

0.32

0.36

20

4.2

2.3

 

    離乳食・アレルギー食に関して

乳児ひとりひとりの発育・発達に合わせ食材の種類や硬さ、大きさを工夫し味覚の幅を広げたり、嚙む力を育てていく離乳食づくりをします。また、離乳期の頃は毎日の食事を通して、食べる楽しみを感じられるよう環境や言葉かけも意識して行います。

 

アレルギー児の「食物除去」も、子どもの症状により除去・持ち込みなどの対応をします。

メニュー表、アレルギー提供表を利用し、食事の提供を行います。

 

5 職員

① 職員構成

     園   長    1名

     主任保育士    1名

     保 育 士   14名

     調 理 員    3名

     看 護 師    1名

     事 務 員    1名 (園長が兼任)

     嘱 託 医    1名(近隣の病院医師に委託)

     嘱託歯科医    1名(近隣の病院医師に委託)

     清掃員      若干名

② 健康管理

  嘱託医による定期健康診断  全職員 年1回 11月ごろ

③ 職員会議

   ・職員会議・クラス会議 毎月

(全体・クラス)ミーティング 毎日

・給食会議 月1

・リーダーミーティング 月1回 

    研修計画

   ・園内研修            年数回(ミーティング時)

・外部研修の希望参加       年2回目安(園負担)

   ・職務分野別・専門リーダー層による処遇改善Ⅱに係る研修 年数回(園負担)

     退職・福利厚生

・定年制あり(60歳まで、65歳まで再雇用有)

   ・行事後の打ち上げ

   ・年1回の健康診断

 

6 特別保育事業

 

     延長保育促進事業

20名定員の延長児の預かり、延長保育利用者以外にも自主事業による急な残業などに対応する延長保育を実施し保護者の支援を行います。

     障がい児保育対策事業(発達促進児保育事業)

 入園した場合は江戸川区発達支援相談センターなどと相談の上対応していきます。

地域活動推進事業

・世代間交流等事業

地域の方との交流を通じて社会性を養います。

・異年齢児等交流事業

0~5歳児まで関わりを持てる機会を作り、地域の児童とも共同活動を通じて児童の社会性を養います。

・小中高校生職場体験事業

小、中、高校生が、子どもや家庭の大切さを理解できるよう乳幼児とふれあう場作りを行います。

・子育て支援事業

妊娠中、生後数か月のお子様がいる方を対象に子どもに関わる事への支援、アドバイスを行い、出産や子育てに対する不安を軽減するよう支援します。

・保育所等体験事業

一般の方の行事への参加、給食試食会を開催し、保育園入園への不安軽減を行えるよう支援します。

 ・次世代保育士人材育成支援

  実習生やボランティアの受け入れを行い、次世代の保育士の育成を支援します。

・とうきょうすくわくプログラム推進事業

保育所体験特別事業

・子育て家庭の抱える悩みの相談窓口となり、必要に応じて関係機関との連携調整に努めます。

 

7 施設管理

    事務関係

  ア 会計事務、管理事務(統括事務長が行う)

  イ 児童処遇事務(統括事務長、園長が行う)

  ウ チャイルドケアウェブ(ICT)による登降園管理システム等の利用

  エ ICTによる電子連絡帳・午睡チェックの導入

② 設備関係

  ア おもちゃの点検・消毒

  イ 公園の設備確認

  ウ チャイルドケアウェブの運用

    備品関係

  ア 備品購入予定有(事務用品)

  イ 保育用品購入予定有(おもちゃ等)

  ウ 給食用品購入予定有(衛生用マスク等)

エ 防災設備の点検委託      年2回

  オ 非常食糧の備蓄確認      年2回(引き取り訓練時)

    (全児童数+全職員数)×3食×3日分

  

8  保護者にむけて

   保育への理解と協力の促進

ア 園内の見学・行事への参加

園内の見学は入園希望者を対象に行う。夏祭り、運動会など行事の際に子どもの成長を実際に見て安心してもらえるよう努めます。

イ 保護者会・運営委員会

保護者会は年に2回行い、園への要望や相談、改善を行う一方、園の考えを伝え相互理解の場にしていきます。

運営委員会は年2回、第三者委員を招き行い、運営状況の説明や今後の園の動向を伝え、安心して園を利用していただけるようにします。

ウ 保育参観・個人面談

個人面談は年2回6月と11月に担任が行い、園内の様子だけではなく子育て支援や育児相談を行うことで保護者の不安や悩みや意見を伺い24時間を通した保育を目指し、園と共に進むことによる安心感を与えられる機会にします。

保育参観日を設けることで園での子ども達の様子を実際に見て、保育方針・保育内容への理解につなげ、安心して預けて頂けるような機会にします。

エ おたより

・園だより毎月発行

・保健だより年3回発行

・献立表(離乳食・幼児・アレルギー)毎月発行

・食育だより毎月発行

 入園説明会

 入園決定後に入園予定者に向けて説明会を行い、入園前の不安を取り除き、保育方針・保育内容に対し、理解し安心して預けていただけるように努めます。

 

カ 電子連絡帳(ChildCareWebアプリ)

 電子連絡帳を使用し、毎日子どもの様子を伝えるとともに、アプリを活用し、保護者との連絡をスムーズにします

9 その他

   第三者評価を受審します。

   本部に苦情受付窓口、園では第三者委員を設定し、苦情解決・保育力向上に努めます。

   緊急時に速やかに対処できるよう、園長が防災士の資格を取得。